ビタミンの推奨摂取量と食事のポイント
RDA(推奨食事摂取量)は、現在ではより包括的なDRI(食事参照摂取量)に置き換えられています。DRIは、体が必要とする最低限の栄養素量を示す基準ですが、個々の健康状態、年齢、栄養状態により必要量は大きく異なると考える専門家も多くいます。1日の栄養素は変動するため、ビタミンを適切に摂取し、健康を維持することが重要です。
ビタミンC
DRIは、19〜70歳の男性で1日90 mg、女性で75 mgです。糖尿病や高血圧、喫煙者、慢性感染症の方、エストロゲン補充中の女性は、より多くのビタミンCが必要とされます。1日合計500 mgのビタミンCを摂取すると、免疫機能が向上し、欠乏による健康リスクを低減できます。
ビタミンE
脂溶性抗酸化ビタミンEのDRIは、19歳以上の男女ともに1日15 mgです。肝疾患、セリアック病、嚢胞性線維症などで欠乏しやすく、1日400 IU(約267 mg)のビタミンEを摂取すると、心血管疾患やがんなどのリスク低減に役立ちます。
ビタミンD
ビタミンDは日光により体内で合成されるため、DRIではなくAdequate Intake(AI)が設定されています。成人のAIは、19〜50歳で1日5 µg、51〜70歳で10 µg、71歳以上で15 µgです。日光を十分に浴びることが重要です。
ビタミンA
ビタミンAの上限は、19〜70歳の男性で1日900 µg、女性で700 µgです。栄養不足や慢性疾患、過度の飲酒、血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者は欠乏しやすいです。
ビタミンK
ビタミンKのDRIは、19歳以上の男性で1日120 µg、女性で90 µgです。緑色葉野菜を十分に摂取していれば欠乏は稀ですが、過度の飲酒や長期の制酸剤使用はリスクを高めます。
ビタミンB群(Bコンプレックス)
クラッシュダイエットやベジタリアン、老年者はビタミンB群が不足しやすいです。目安として、男性は以下を含むサプリを推奨します:葉酸400 µg、ナイアシン16 mg、パントテン酸1.5 mg、リボフラビン1.3 mg、ビタミンB12 2.4 µg、チアミン1.2 mg、ビオチン30 µg、コリン550 µg、ビタミンB6 1.3 mg。女性は葉酸400 µg、ナイアシン14 mg、パントテン酸1.5 mg、リボフラビン1.1 mg、ビタミンB12 2.4 µg、チアミン1.2 mg、ビオチン30 µg、コリン425 µg、ビタミンB6 1.3 mgが目安です。
注意事項
本情報は医療専門家の診断や治療の代替となるものではありません。ビタミンやミネラルは安全な上限を超えて摂取しないでください。妊娠中・授乳中の方は、サプリメントを使用する前に必ず医師に相談してください。
