ウコン(ターメリック)の利用法とは?
識別
ウコンはショウガ科に属するハーブで、インド原産です。高さ約1.5~1.8メートルの低木で、鈍黄色のトランペット状の花を咲かせます。インドサフランとも呼ばれ、インドのほか、東南アジアやアフリカの熱帯地域でも栽培されています。
伝統的な利用法
- 消化促進、皮膚創傷や疾患の治癒、肝機能の改善、関節炎の疼痛緩和、月経周期の調整など、中国・インドの伝統医学で使用されてきました。
現代の利用法
- 胃酸過多や胸焼け、胃潰瘍、胆石の予防・緩和に用いられています。ドイツで実施された二重盲検試験では消化器症状の緩和効果が示されましたが、最新の研究では胃潰瘍への効果は不十分で、むしろ悪化させる可能性も指摘されています。
- メリーランド大学医療センターによると、潰瘍性大腸炎の寛解維持にも役立つ可能性があります。
さらなる研究が必要な分野
- がん(前立腺、乳房、皮膚、結腸など)に対する効果のメカニズムと有効性の解明が求められています。現在は動物実験段階です。
- コレステロール低下作用についても、動物実験のみでヒトでの有効性は未確定です。
- 眼の炎症軽減や関節炎・月経痛の緩和、湿疹の刺激緩和、創傷治癒促進などの効果は報告されていますが、エビデンスは限定的で追加の臨床試験が必要です。
その他の利用法
- チーズやマスタード、インド料理のカレー粉の原料として広く使用されています。
- アフリカでは布地の染料としても利用されています。
使用部位
ウコンの根茎(地下茎)を収穫し、乾燥・粉砕して粉末にします。この粉末はお茶、チンキ、ペースト、オイルなどに加工されます。
