赤ちゃんに適した高鉄食品と離乳時の注意点
授乳期間と鉄分の必要性
赤ちゃんの最初の1年は、0〜6か月は母乳(またはミルク)だけ、7〜12か月は離乳食を始める二段階に分かれます。鉄は発育に欠かせない栄養素で、6か月以降であれば、アレルギーがなければ高鉄分食品も問題なく与えられます。
授乳(母乳・ミルク)について
米国小児科学会は、出生後最初の6か月は母乳または乳児用ミルクで栄養をまかなうことを推奨しています。健康な赤ちゃんは母乳から十分な鉄分を得られますが、6か月を過ぎると体内の鉄が減少し始めます。そのため、離乳食を始めるまでは魚やレバーなどの高鉄分固形食品は与えないようにしましょう。
シーフードとピーナッツの取り扱い
アレルギーを引き起こしやすい食品(シーフードやピーナッツ)をいつから与えるかは意見が分かれます。一部の保護者は赤ちゃんが成長するまでこれらを避け、別の保護者は早期に少量ずつ与えることで免疫をつくろうとします。米小児科学会の「早期栄養介入の効果」に関する研究は結論が出ていませんが、母乳育児が牛乳アレルギーや湿疹のリスク低減に寄与することは示されています。したがって、離乳期の赤ちゃんに大量の高アレルゲン食品を与えるのは避けるべきです。
鉄分サプリメントの注意点
鉄サプリは過剰摂取により鉄中毒を起こす危険があります。特に妊娠中や生後1〜6か月の健康な赤ちゃんには注意が必要です。7か月未満の赤ちゃんは貧血のリスクが低く、7〜12か月になると、赤身肉、レバー、鶏肉、魚などのヘム鉄を中心としたバランスの取れた食事が推奨されます。ヘム鉄は体内への吸収率が最も高い形態です。
離乳食と高鉄分食品の取り入れ方
6か月から12か月までの間に、徐々に母乳やミルクから離乳食へ移行します。最初はすりつぶした米やシリアル、果物などを与え、赤ちゃんが新しい味に慣れたら、ほぼすべての食品を試すことができます。鶏肉、七面鳥、レバー、魚、レンズ豆などの高鉄分食品は、7〜12か月の赤ちゃんが1日あたり約11mgの鉄を摂取する目安を満たすのに役立ちます。
