赤ちゃんが血液中にグラム陰性桿菌を取り込む経路とは

赤ちゃんが血液中にグラム陰性桿菌が侵入し、グラム陰性菌血症や敗血症を引き起こす主な経路を解説します。

1. 母体からの感染

出産時に母親がグラム陰性桿菌(例:大腸菌や< i>クレブシエラ肺炎桿菌)を膣や尿路に保有していると、胎児や新生児へ細菌が移行するリスクがあります。

2. 医療関連感染(院内感染)

早産や低体重で集中治療が必要な赤ちゃんは、汚染された医療機器や医療従事者の手、病院環境を介してグラム陰性菌に感染しやすくなります。

3. 尿路感染症

グラム陰性桿菌は乳児の尿路感染症(UTI)の主因です。治療が遅れると血流に拡がり、菌血症を引き起こすことがあります。

4. 胃腸感染症

下痢や腸炎を起こすグラム陰性菌が重症化すると、腸壁を通過して血液中に侵入し、菌血症になることがあります。

5. 肺炎

グラム陰性菌による肺炎が重症化すると、肺から血流へ細菌が移行し、菌血症を招くことがあります。

6. 静脈内デバイス

中心静脈カテーテルなどの血管内デバイスを使用する赤ちゃんは、デバイス表面や接続部からグラム陰性菌が侵入しやすく、血流感染のリスクが高まります。

7. 免疫低下状態

早産児や先天的・後天的に免疫機能が低下している赤ちゃんは、一般的な感染に対しても重症化しやすく、グラム陰性菌血症を起こしやすいです。

なお、すべてのグラム陰性桿菌が病原性を持つわけではなく、常在菌として人間の体内に存在するものもあります。これらが血流に侵入したり、過度の感染が起きた場合にのみ病気を引き起こします。

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