子どものピンワーム感染のサイン
ピンワーム(回虫)は寄生性の線虫で、特に学齢期の子どもに感染しやすいです。卵を誤って飲み込むと腸内で成長し、回虫症(エンテロビアシス)を引き起こします。卵は寝具や家具に最大3週間残存し、感染拡大の原因となります。早期治療が重要です。
かゆみ
成虫のメスが腸管から肛門周辺へ移動し、肛門周囲の皮膚に卵を産み付けます。その結果、肛門付近にかゆみが生じ、特に夜間に子どもが落ち着かなくなります。女子の場合、肛門をかくことで卵が膣へ移り、膣のかゆみや分泌物、腫れを伴うことがあります。
感染症・合併症
稀に女子では膀胱炎を起こすことがあります。激しい外部のかゆみにより二次的に細菌感染が生じることもあります。重度の回虫感染は夜尿や、盲腸炎に似た症状(腹痛、食欲不振、腹部膨満、下痢)を呈することがあります。これらの症状が見られたら速やかに医師に相談してください。
その他のサイン
排便時に小さな糸状の虫が見えることがあります。朝や就寝後数時間で、子どもの下着や衣類に死んだ回虫が付着していることもあります。
診断方法
医師は外部診察とテープテスト(セルローステープ法)で回虫感染を確認します。朝のトイレ前に、肛門周囲にセルローステープを貼り、付着した卵を数枚採取して医師に持参します。
まとめ
子どもの回虫感染はかゆみや排便時の異常、二次感染など多様なサインで現れます。疑いがある場合は早めに検査・治療を受け、再感染防止のために寝具や衣類の清潔を保ちましょう。
