肥満児向けの食事ガイド
統計を見るまでもなく、街を歩けば肥満児の姿が目に入ります。米国疾病予防管理センターによると、2006年から2009年にかけて学齢期の子どもの肥満率は2倍に増加しました。主な要因はファストフードの過剰摂取、運動不足、遺伝です。過体重の思春期の子どもは、成人後も肥満になる確率が70%に達します。
原因
- 忙しい生活とファストフード中心の食生活。家族の食事時間が減り、手軽なテイクアウトや加工食品に頼りがちです。
- テレビやゲームなどの室内活動が長時間続き、外での運動が不足しています。
- 遺伝的要因も肥満リスクに影響します。
予防策
- 買い物は子どもと一緒に行き、事前に選んだ健康食品の中から選ばせる。
- 家に新鮮な果物、全粒粉のクラッカー、ポップコーン、サルサ、好きな野菜(にんじんやピーマン)を常備する。
- 砂糖不使用のシリアル、全粒粉パン、脂肪の少ない肉を揃えておくと、自然に健康的な食事が選べます。
朝食のポイント
- 子どもがしっかり食べられるよう、早めに起床させて栄養バランスの取れた朝食を用意する。
- ベリーと無脂肪牛乳を添えたシリアル、全粒粉トーストとスクランブルエッグなどが理想的です。
- 時間がないときは、無脂肪ヨーグルト、フルーツ、プロテインパウダーで作るスムージーを持たせると便利です。
夕食の工夫
- 家族全員で食卓を囲み、サラダ、蒸し野菜、玄米や全粒粉パスタなどの全粒炭水化物を組み合わせる。
- 鶏胸肉や七面鳥の胸肉など低脂肪のタンパク質を中心にし、適量をプレートに盛り付ける。
- 「皿を全部食べきる」ことを強要せず、嫌いな食材は少しずつ試すよう促す。
- 食後に散歩や軽い運動を取り入れると、余分なカロリー消費につながります。
食事に関する課題と対策
- 過体重の子どもは学校でいじめの対象になることがあり、食べ物でストレスを解消しようとするリスクがあります。
- 外食や友人宅での食事が増えると、親の管理が難しくなるため、日常の食習慣をしっかり身につけさせることが重要です。
- 健康的な食事モデルを自ら示すことで、子どもは「見る」ことで学びます。過度に説教したり、好きなスナックを完全に禁止したりすると逆効果になるので、バランスを保ちつつ楽しめる食事環境を作りましょう。
