子どもの情緒健康評価ツール

子どもの情緒健康は、病気、離婚、家族の死などさまざまな要因で悪化することがあります。多くの子どもは感情を十分に表現できないため、支援が必要か判断しにくいです。そこで、子どもの情緒状態を評価するための心理的評価ツールが開発されています。

コーピング・インベントリー(Coping Inventory)および早期コーピング・インベントリー(Early Coping Inventory)

コーピング・インベントリーは、3〜16歳の子どもの適応力を評価するために、保護者・教師・セラピストが記入する形式です。「柔軟‑硬直」「生産的‑非生産的」「能動的‑受動的」の3つの尺度で子どもの対処戦略を測ります。早期コーピング・インベントリーは、4か月から36か月までの乳幼児を対象とした評価です。

Bar‑On Emotional Quotient Inventory(Youth Version)

7〜18歳の青年を対象に、社会的・情緒的機能と情緒知能を測定するツールです。133項目の自己記入式テストで、適応性、ストレス管理、楽観性、共感性など30分で評価できます。

Emotional Disturbance Decision Tree(EDDT)

5〜18歳の子どもが「情緒障害」の特別支援対象となるかを、連邦基準に基づいて判定するツールです。「広範な気分障害」「対人関係の構築・維持困難」「精神病性の可能性」などの尺度が含まれ、約20分で156項目を評価します。深刻な情緒障害が疑われる場合にのみ使用します。

Behavior and Emotional Rating Scale(BERS‑2)

5〜18歳の子どもの長期的な情緒・行動の発達を評価するツールです。問題領域だけでなく、情緒的強みや能力も測定します。保護者・子ども・教師の3者の視点から多面的に評価し、感情的強さ、家庭・学校での関与、機能性などを把握します。

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