脳性麻痺の子どもが楽しめるビデオゲーム活用法
ビデオゲームが有効な理由
ビデオゲームは手と目の協調や筋肉の動きを高めます。脳性麻痺の子どもは理学療法や作業療法で何時間もこの協調性を鍛えますが、ゲームは日常的で楽しい活動です。イングランドのニュースサイト「Journal Live」が報じたように、ロイヤル・ビクトリア病院のサー・ジェームズ・スパンス研究センターは、楽しい学習が脳に異なる刺激を与えると指摘しています。ゲームを継続的にプレイすることで、目・手・脳が同時に働き、脳損傷のリハビリにつながります。従来の自宅でのエクササイズは続けにくいですが、ゲームは楽しいため自然に続けられ、友達と一緒に遊ぶこともできます。
おすすめゲーム例
半側麻痺(片側優位)の子どもは、支配的な手ばかりを使いがちです。ビデオゲームは両手の使用を促します。任天堂WiiやPC向けに、支配手でボタンを押しながら、非優位手でコントロールを操作するゲームが開発されています。例えば、脳性麻痺研究センターで使用されている「Sunset」では、太陽が沈むまでにできるだけ多くの泡を水面からポップします。また、トロント大学の学生ウィリアム・リーは、既存ゲームを改良し、弱い側の機能向上を狙いました。果物を拾ってボウルに投げ入れるゲームや、チーズを削るアニメーションにコントローラで「掴む」操作をするゲームなどがあります。
バーチャルリアリティ(VR)ゲーム
小児リハビリテーション誌に掲載された研究によれば、VRは「リアルタイムで体験できる没入型・インタラクティブな三次元(3D)コンピュータ体験」と定義されます。この技術により、身体的制限で現実ではできない動作を安全に試すことができます。効果に関する研究はまだ少ないものの、より一般的な遊び体験を通じて、脳性麻痺の子どもは身体的、認知的、社会的に成長し、生活の質が大きく向上すると期待されています。
