子どもの朝の関節硬直について
子どもが朝起きたときに関節がこわばり痛みを感じる原因はさまざまです。医師は症状に応じて、市販薬の服用や休息から専門的な治療まで適切に対処します。以下に主な原因と対策をまとめました。
Still病(成人スティル病)
朝の関節硬直や痛みがある場合、Still病が考えられます。高熱や発疹を伴うことが多く、抗炎症薬で症状を抑えることがあります。
炎症性関節炎
炎症性関節炎は関節の腫れや朝のこわばりを引き起こし、日中も痛みが続くことがあります。イブプロフェンなどのNSAIDsが痛みと腫れを軽減します。
過可動性症候群
思春期の女子に多い足首や膝の関節過可動性は、家族歴と関連することがあります。多くは成長とともに改善しますが、症状があるときはアセトアミノフェンが有効です。
整形外科的疾患
ペルテス病やオスグッド・シュラッター病などの整形外科的疾患は、股関節や膝関節の朝の硬直を引き起こします。主に思春期の活発な少女に見られます。
全身性エリテマトーデス(SLE)
全身性エリテマトーデスは指関節に日常的な痛みをもたらすことがあります。遺伝的要因や環境要因が関与し、10歳前後で発症することもあります。根本的な治療法はありませんが、症状は薬物で管理できます。
全身性疼痛症候群(自律神経性ジストロフィー)
全身に関節痛を訴える子どもは、反射自律神経ジストロフィーと呼ばれる症候群が原因の場合があります。医師は他の疾患を除外し、根本疾患に合わせた治療を行います。
ライム病
ライム病はダニに刺されて感染し、膝関節に炎症性関節炎を起こすことがあります。朝だけでなく日中も痛みが続くため、早期に医師の診断と抗生物質治療が必要です。放置すると長期的な合併症を招く恐れがあります。
症状が続く場合は、必ず小児科または専門医に相談してください。
