子どもの脇の下の臭いと対策
思春期に入る子どもに多く見られる脇の下の臭いですが、5歳以下の子どもでも起こることがあります。原因を正しく理解し、安全で効果的な対策を取ることで、子どもは恥ずかしさから解放されます。
汗
汗そのものに臭いはありません。体はエクリン汗とアポクリン汗の2種類を分泌します。エクリン汗は透明で無臭、体温調節に役立ちます。アポクリン汗は粘度が高く、脇の下・頭皮・鼠径部に分泌されます。アポクリン汗自体は臭くありませんが、汗が蒸発しにくい部位で細菌が増殖すると体臭が発生します。
早発性副腎皮質刺激(早発性副腎分泌)
早発性副腎皮質刺激は、思春期よりも早い段階で副腎ホルモンが活性化する状態です。DHEAやDHEASといったホルモンが増えることで、カールした陰毛や体毛の増加、強い体臭が見られます。通常は8歳以降に始まる思春期と異なり、もっと若い頃に症状が現れます。
汗だくの脇の下
腋窩多汗症は、脇の下が過剰に汗をかく状態です。手のひらの多汗症と併発することもあります。感情的ストレスや不安が引き金になることがありますが、必ずしも必要ではありません。交感神経が汗腺を過剰に刺激し、汗の分泌が増えることで起こります。
家庭でできる対策
自然派デオドラントの作り方:ウィッチヘーゼル、アロエベラ、ミネラルウォーターを同量混ぜ、グリセリン小さじ1と好みのエッセンシャルオイルを加えてスプレーボトルに入れます。
足のケア:入浴後は足や指間をしっかり乾かします。無香料のコーンスターチや重曹を使用すると、余分な汗を吸収しやすくなります。
通気性のある靴・靴下:レザーやメッシュ素材の靴、綿やウールの靴下を選び、1日2回の靴下交換と足の乾燥を心がけます。必要に応じて下着や衣類も途中で替えると効果的です。綿などの自然素材は肌の呼吸を助け、白や黒などの色は汗跡が目立ちにくいです。
食事と洗濯:バランスの良い食事は体臭抑制に役立ちます。洗濯時には消臭効果のある洗剤や酢を併用すると、衣類の臭いを軽減できます。
市販の対策商品
抗菌石鹸で毎日洗うと、アポクリン汗上の細菌を減らせます。ベンゾイル過酸化物やアルコールは強力な抗菌作用があります。ウィッチヘーゼルや過酸化水素も同様の効果があります。
制汗剤:アルミニウム塩が含まれる多くの制汗剤は、アポクリン腺の毛穴を塞いで汗の分泌を抑えます。ただし、刺激や接触皮膚炎が起きることがあるので、無香料・低刺激タイプを選びましょう。
