発達遅延の警告サイン
子どもの早期発達は、後の成長に大きく影響します。デトロイトの小児病院で認定作業療法士として活躍するケイティ・クランツ氏は、子どもの発達遅延を示す主なサインをいくつか挙げています。小児科医が定期健診で指摘してくれることもありますが、家庭で日常的に観察できるポイントも多くあります。遅延が疑われる場合は、まず小児科医に相談し、必要に応じて作業療法士や理学療法士の評価を受けることが推奨されます。
18か月までに歩行または立ち上がりの動きが見られない
大半の子どもは1歳前後で歩き始めるか、少なくとも立ち上がろうとします。18か月を過ぎても歩行や立ち上がりの試みが見られない場合、筋緊張の異常や筋力バランスの乱れ、認知面の遅れが原因である可能性があります。
1歳までに赤ちゃん言葉(バブリング)が出ない
赤ちゃんは生後1か月頃から舌や口蓋、唇を使って音を出し始め、4~5か月でバブリングが顕著になります。1歳までに音声活動が見られない場合は、認知・神経・聴覚の問題、あるいは胎児期の脳卒中や口咽部の構造異常が関与していることがあります。
6か月までにおもちゃや物に手を伸ばす・つかむ動作がない
通常、赤ちゃんは生後2~3か月で手を伸ばしたり、物をつかんだりします。6か月を過ぎてもこれらの動作が見られない場合は、神経系の障害や筋緊張・筋力の問題が発達を妨げている可能性があります。
上記のサインが見られたら、早めに小児科医へ相談し、必要に応じて専門の作業療法士や理学療法士による評価・支援を受けましょう。
