シラミの卵とニットの違い
色の違い
孵化していないシラミの卵は、産卵直後は黄みがかった灰色で、孵化直前になると茶色がかり「コーヒー色」に変化します。孵化すると殻だけのニットとなり、白く見えます。顕微鏡なしでは色以外の見分けはほぼ不可能です。
感染経路の違い
卵は中に生きた胚を持つため、卵が付着したまま他人に移ると新たなシラミが発生する可能性があります。一方、ニットは胚がなく生きたシラミを産み出すことはできないため、直接的な感染源とはなりません。実際の感染は主に成虫の接触で起こります。
感染の診断
白く小さなニットはフケと見間違えやすく、診断ミスが起こりがちです。フケだけなのにシラミと誤診すれば不要な薬剤使用や掃除が発生し、逆にシラミが見逃されると激しい痒みや二次感染のリスクが高まります。
治療方法
ニットは単なる卵殻なので直接的な治療は不要ですが、強力な接着剤で髪にくっついているため、専用のコームで抜く必要があります。実際には卵・ニット・成虫すべてが存在するケースが多く、医師はライフサイクル全体を対象に薬剤を使用します。
用語の整理
医学文献や市販の説明書では「シラミの卵」と「ニット」が混同されることがあります。正確に理解するためには、卵は胚を含む状態、ニットは胚が抜けた殻という区別を覚えておきましょう。
