子どもの過剰な毛髪成長

胎児期には全身が細く透けるような産毛(ラヌゴ)で覆われますが、通常は妊娠8か月頃に自然に脱落します。稀に産毛が残り、出生後も伸び続けるケースがあります。

概要

過剰な体毛の増加は「多毛症(ハイパートリコーシス)」と呼ばれ、成人で最も多く見られ、子どもでは非常にまれです。後天的に発症する場合と、出生時から存在する先天性の場合があります。

特徴

多毛症は局所的に現れることもあれば、全身に広がることもあります。特に他の症状を伴わないことが多いですが、子どもでは歯の異常がしばしば報告されています。

種類

先天性多毛症は大きく2種類に分けられます。

  • 先天性ラヌゴ多毛症(Congenital Hypertrichosis Lanuginosa)― 胎児期の産毛が抜けず、出生後も伸び続ける。
  • 先天性終毛多毛症(Congenital Hypertrichosis Terminalis)― 色素が付いた太い毛が全身を覆う。

原因

原因は不明ですが、遺伝的要因や胎児期の自然突然変異が関与していると考えられています。

治療法

根本的な治療法はなく、毛の除去が中心となります。シェービング、ワックスなどの化学的除毛、電気分解や熱分解(サーマリシス)などがありますが、毛は再び生えてくるため定期的な処置が必要です。

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