子どもの副鼻腔洗浄(シヌスラベージュ)
子どもの副鼻腔洗浄とは
副鼻腔洗浄(シヌスラベージュ)は、鼻腔内にたまった粘液や汚れを生理食塩水で洗い流す治療法です。近年、医師も積極的に取り入れ、鼻炎や副鼻腔炎の症状緩和に役立てています。
臨床研究の結果
5歳以上の子どもで、急性副鼻腔炎や後鼻漏、鼻閉がある場合、定期的な副鼻腔洗浄により症状が改善したという報告があります。
プロエッツ法の手順
1. 体位の取り方
子どもを大人の膝の上に横たえ、頭部を90度に傾けます。鼻が上向きになるようにすると、洗浄液が流れやすくなります。
2. フェニレフリン点鼻
市販のフェニレフリン点鼻薬を各鼻腔に数滴滴下し、血管を収縮させて鼻腔を開きます。
3. 生理食塩水で満たす
生理食塩水(等張または高張)を両鼻に注入します。適量は子どもの鼻腔に余裕がある程度です。
4. 吸引で洗い流す
シリンジ(バルブ付きの吸引器)で鼻腔内の液体を吸い取り、反対側の鼻腔に同時に生理食塩水を注ぎながらポンプのように動かします。これを数回繰り返すと、粘液や異物が効果的に除去されます。
注意点
必ず医師の指導のもとで実施してください。等張と高張の食塩水はそれぞれ効果が異なるため、子どもの状態に合わせて選びます。
予防策
鼻が詰まったときは、子どもにしっかりと鼻をかませることが長期的な副鼻腔トラブル予防につながります。
