子どもの身体発達理論

自然対育成(Nature vs Nurture)

身体の発達は、遺伝的要因(自然)と環境要因(育成)の両方に影響されます。遺伝子は受精時に決まり、身長や筋肉量の潜在的な上限を規定します。一方、子どもの生活環境や経験は、健康状態や活動量に影響し、実際の身体発達を形作ります。

乳児期(Infancy)

出生時にすでに嗅覚や聴覚は完成していますが、視覚は未熟です。乳児は遠くのものを見ることができず、視力は20/600程度で、約20〜35センチメートル先しかはっきり見えません。深度知覚や遠距離の焦点合わせは約9か月かかります。

生後1年で体重は3倍に、身長は約25センチメートル伸びます。その後は成長速度が緩やかになり、年間約6.3センチメートル(2.5インチ)が平均です。

身体的成長とともに感覚発達や運動技能が急速に進みます。赤ちゃんは物に触れ、味わい、情報を蓄積し、つかむ・体を動かす・座る・はいはい・物を玩具として扱う・歩く・転んでも立ち上がるといった基本的な運動スキルを獲得します。

身体的成長と発達(2〜7歳)

2歳から7歳までの成長は、乳児期に比べて緩やかです。年平均約6.3センチメートル(2.5インチ)伸び、体重は年間約2.3〜3.2キログラム増加します。この時期は幼児肥満が減少し、女児は男児より脂肪が多く、男児は筋肉が多くなります。また、1日あたり約1,700キロカロリーのエネルギーが必要です。

中児期(Middle Childhood、7〜12歳)

この時期は運動技能の制御が向上し、より複雑な身体活動が可能になります。自転車やスケート、縄跳びなど大筋群を使う粗大運動は男児が得意で、絵を描く・細かい工作などの微細運動は女児が得意です。

体重は年間約2.3〜3.2キログラム、身長は年間約5〜7.5センチメートル伸びます。12歳までにほとんどの乳児期の脂肪は減少し、男児は約145センチメートル、女児は約147センチメートルに達します。

思春期(Adolescence、8〜15歳)

思春期は子どもの身体が成人へと移行する期間で、通常2〜5年続きます。女児は8〜13歳、男児は10〜15歳頃に始まり、性徴や体型の変化が顕著になります。体脂肪は減少し、筋肉量が増加します。

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