子どもの鉄中毒
事実
食事から過剰な鉄分を摂取すると子どもに中毒を起こす可能性がありますが、最も一般的な原因は処方された鉄サプリや妊娠・マルチビタミンの誤飲です。米国国立衛生研究所(NIH)によると、200 mgの鉄は子どもにとって致死量となります。
日々の推奨量
NIHは年齢別に最大摂取量を定めています。7か月から13歳までの子どもは1日40 mg以下、14歳以上は45 mg以下が目安です。医師の指示がある場合を除き、これを超えると中毒リスクがあります。
短期的な影響
鉄を過剰に摂取すると、摂取後数分から6時間以内に症状が現れます。主な症状は腹痛、血糖上昇、下痢、倦怠感、吐き気、ショック、嘔吐です。意識が朦朧とし昏睡状態に陥った場合は直ちに119番(米国は911)に連絡してください。
長期的な影響
症状の重さは個人差がありますが、早期発見が遅れると肝臓障害、肺水腫、吐血など深刻な合併症を引き起こすことがあります。中毒後12〜48時間で肝障害が起き、数週間にわたり胃潰瘍や瘢痕が残ることもあります。
予防・対策
鉄サプリは子どもの手の届かない場所に保管し、蓋はしっかり閉めてください。誤って摂取した疑いがある場合は速やかに救急外来へ、もしくは毒物管理センター(800-222-1222)へ連絡し、早期治療を受けることが重要です。
