子どもの腱炎について

子どもがスポーツを行う際、腱炎(テンドナイト)はよく見られる障害です。腱炎は筋肉と骨をつなぐ腱が炎症を起こす状態で、過度の使用や繰り返しの負荷が主な原因です。主に起こりやすい部位は、膝蓋腱(膝)、ローテーターカフ(肩)、アキレス腱(足首)です。

アキレス腱炎

アメリカ整形外科医会によれば、アキレス腱は人体で最も強い腱です。症状は、使用時に徐々に強くなる軽い痛み、走行速度の低下、腱が骨や足首関節に付着する部分での激しい痛み、腫れなどです。予防策としては、適切なサイズのシューズを選ぶこと、運動前のストレッチ、十分なウォームアップが有効です。

膝蓋腱炎(パテラ腱炎)

膝蓋腱炎は、膝蓋骨(通称「膝のお皿」)に付着する腱の炎症です。過度の使用や膝関節の過伸展が原因となります。主な症状は、朝起きたときの膝関節の痛みと腫れです。全米小児病院の報告では、バレーボールやバスケットボールなど、膝を頻繁にねじる競技で多く見られます。

ローテーターカフ腱炎

ローテーターカフ腱炎は肩関節の腱が炎症を起こす状態で、投げる動作や水泳のように肩を繰り返し動かすスポーツで起こります。小児メモリアル病院によると、主な症状は肩の前部・側部の痛みで、腕を上げて肩の上を通すと鋭い痛みが走ります。

診断

小児の腱炎は、スポーツ医学専門医や整形外科医の診察が必要です。医師は患部の触診と関節の可動域テストを行い、必要に応じてX線、CT、MRIなどの画像検査を実施します。また、既往歴や日常の運動状況についても詳しく聞き取ります。

治療法

治療は主に以下のステップで行われます。

  1. NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)による疼痛・炎症の緩和。
  2. 理学療法:超音波、マッサージ、弱い筋肉の強化エクササイズなど。
  3. 症状が改善しない場合は、靭帯や軟骨の損傷を修復する手術が検討されます。

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