子どものシラミ(頭虱)の基礎知識と対策
概要
頭虱("Pediculus humanus capitis")は、子どもから大人までの頭髪や頭皮に寄生する小さな昆虫です。卵(ニット)は黄色や白色の楕円形で髪の根元に付着し、約1週間で孵化して幼虫(ニンフ)になります。ニンフは血液を吸って成長し、7日で成虫となります。成虫はゴマ粒大で、子どもの頭皮上で最大30日間生存できます。
感染拡大の仕組み
頭虱は直接接触で簡単に広がります。学校で隣の子どもと頭を寄せ合ったり、感染した子どもの帽子、櫛、タオルなどを共有すると感染リスクが高まります。
予防と対策
感染した人やその持ち物との直接接触を避けることが基本です。子どもには櫛や帽子、ヘッドホンなどの個人用具を共有しないよう指導しましょう。
治療法
頭虱が確認された場合は「頭虱症("pediculosis")」と診断されます。効果的な治療には、感染者だけでなく同居する家族全員に対して殺虫剤(ペディキュリシド)を使用し、毛髪や衣類を適切に処理することが重要です。
誤解されがちな点
頭虱はジャンプも飛行もできません。したがって、感染者がペットや他の動物に虱を移すことはありません。
