子どもの髪の成長と変化

子どもの髪の成長は遺伝、食事、ホルモンなどさまざまな要因で決まります。また、成長スパートの時期に髪の伸びや密度が変化することがあります。

時間的な経過

妊娠6か月目までに胎児は薄い産毛(ラヌゴ)で全身が覆われます。この段階で毛包や皮脂腺も形成され、頭皮には約10万本の毛包が存在します。年齢とともに毛包の一部は休止し、髪の生産が減少します。

成長スパート

赤ちゃんは満頭の髪で生まれる子もいれば、はげたまま生まれる子もいますが、将来の髪の量や伸びに直接影響するわけではありません。乳児期の最初の1年で急激な成長スパートが起こり、その後は思春期まで緩やかです。思春期に再び成長スパートが訪れ、頭髪だけでなく体毛の伸びも活発になります。

脱毛(抜け毛)

子どもの抜け毛は必ずしも異常ではなく、ホルモンの変化や白癬(リングワーム)などの感染症が原因になることがあります。リングワームは真菌が毛幹を刺激し、毛が折れやすくなります。医師の処方薬で治療可能です。また、乾燥した空気やシャンプーの変更、アレルギー反応で頭皮がかゆくなり、掻くことで抜け毛が増えることもあります。

毛髪の成長サイクル

毛髪は以下のサイクルを繰り返します。

  • 成長期(アナゲン):2〜7年続き、月に1〜2cm伸びます。
  • 退行期(カタゲン):約2週間で毛包が縮小します。
  • 休止期(テロゲン):約4か月続き、毛は抜ける準備をします。
  • 脱落期(エクソゲン):毛が抜け、再びアナゲンが始まります。

注意点・相談先

子どもの髪の成長や抜け毛が気になる場合は、まず医師に相談しましょう。成長速度は個人差が大きく、他の子と比較しないことが重要です。家族歴や遺伝的要因が関与しているかどうかも診断のポイントになります。

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