平均心拍数

10歳児の平均心拍数は約95回/分です。正常範囲は70〜110回/分とされ、健康な子どもの脈拍はこの範囲に収まります。

最大心拍数

運動や遊びで最高に上がる心拍数は、次の式で求められます。

220 − 年齢(歳)=最大心拍数 例)220 − 10 = 210回/分

目標心拍数

トレーニング時に目指すべき心拍数は、最大心拍数の約50%です。10歳児の場合は約105回/分が目安となります。安全のため、最大心拍数の85%(約179回/分)を超えないように注意してください。

薬剤と心拍数の関係

運動や睡眠以外にも、薬の影響で脈拍は変動します。鎮痛剤(例:イブプロフェン)は脈拍を下げることがありますが、カフェインや一部の抗ヒスタミン薬は逆に上昇させます。喘息薬に含まれるステロイドも心拍数を上げることがあるため、子どもに薬を与える際は「正常な変動」と「注意が必要なサイン」を見極めましょう。

疾患と心拍数の変化

風邪やインフルエンザ、感染症にかかると脈拍が上がります。咳や発熱は心拍数を上昇させ、体が病原体と戦う過程で血液中の白血球産生が活発になるためです。

低心拍数(徐脈)

脈拍が60回/分未満になると、極めて健康な子どもである可能性もありますが、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 倦怠感や脱力感
  • めまい・息切れ
  • 混乱・頭がぼんやりする感覚
  • 過度の疲労感

これらの症状があるときは、心臓が十分な酸素を全身に送れていない可能性があるため、医師の診察を受けてください。