子どものインフルエンザ:症状・経過・治療・予防
症状
子どものインフルエンザの典型的な症状は、最高で103〜105°F(約39〜40.5°C)に達する高熱、倦怠感、筋肉痛、頭痛、寒気、喉の痛み、咳です。嘔吐や腹痛、吐き気を伴うこともあります。特に乳幼児は肺炎や気管支炎などの重篤な呼吸器感染症を起こしやすいです。
経過
多くの子どもは、発熱・寒気・筋肉痛が3〜4日続きますが、倦怠感や咳は症状が軽快した後も1週間以上続くことがあります。
治療
インフルエンザはウイルス感染であるため、抗生物質は効果がありません。主な対処は安静と水分補給です。症状が出てから1〜2日以内に服用すれば効果が期待できる抗ウイルス薬(タミフルやリレンザ)を医師が処方することがあります。熱が高い場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンで下げることができますが、アスピリンはライ症候群のリスクがあるため子どもには絶対に与えてはいけません。
感染経路
インフルエンザウイルスは、感染者が話す、咳やくしゃみをする際に放出する飛沫を介して広がります。直接接触だけでなく、ウイルスが付着したドアノブやテーブルなどの表面を介しても感染します。
予防
最も確実な予防法は毎年のインフルエンザワクチン接種です。米国疾病予防管理センター(CDC)と小児科学会は、6か月から18歳までのすべての子どもにワクチン接種を推奨しています。加えて、こまめな手洗いなどの基本的な衛生習慣や、病気の人との接触を避けることも重要です。
