なぜ子どもは耳の感染症にかかりやすいのか
急性中耳炎(耳の感染症)は、3歳になるまでに子どもの約75%が経験すると言われています。子どもの耳管(ユースタキオ管)は短くて狭いため、液体がたまりやすく、また免疫機能も未熟なため感染が起こりやすいのです。
症状
- 耳の痛みや不快感を訴える
- 耳を引っ張る、または頻繁に触る
- 泣きやすくなる、眠れない、イライラする
- 音に反応しにくくなる、聞こえが鈍くなる
- 発熱や、耳から透明な液体が漏れることがある
原因
- 風邪などの上気道感染で、鼓膜の裏に液体がたまる
- 耳管が腫れ、鼻や喉と耳の通路がうまく機能しなくなる
- アデノイド(扁桃の奥にある組織)が腫れ、耳管を圧迫する
リスク要因
- 生後6か月から18か月の乳児期が最も罹患しやすい
- 保育園や幼稚園などで多くのウイルスにさらされる環境
- 授乳時に赤ちゃんを仰向けにして飲ませると、液体が耳管に逆流しやすくなる
治療法
- 自然療法:ビタミンやホメオパシーの点鼻薬・点耳薬
- 抗生物質:細菌性の場合に使用されることがある
- 鼓膜切開(耳管挿入手術):中耳に空気の流れを作り、排液を促す
誤解と真実
- 「すべての耳感染は治療が必要」というのは誤解です。多くは自然に回復し、抗生物質は必ずしも必要ありません。
