クルーピー咳の家庭での対処法
発症
クルーピー咳は、主に3歳未満の幼児に見られる急性ウイルス性呼吸器感染です。季節性のウイルス感染と同様に、寒い時期に急に症状が出ることが多く、夜間に症状が悪化することもあります。喉や声帯の腫れにより、特徴的な大きくて痛みを伴う咳が続き、かすれ声、食欲不振、時には高熱が見られます。年少児ほど症状が重く、年長児では風邪程度にとどまります。
家庭での対処法
- 蒸気を吸わせる:浴室のドアを閉め、熱いシャワーを出したまま部屋に入らせるか、子ども用加湿器で部屋を加湿します。冷蔵庫や冷凍庫の冷たい空気を数分間吸わせる、または外の冷たい空気を吸わせることも一時的に咳を和らげます。
- 解熱剤の使用:イブプロフェンやアセトアミノフェンなど、市販の解熱鎮痛剤を年齢・体重に合わせて投与します。咳止め薬は効果が期待できないことが多いですが、子どもの不安を軽減するために使用することがあります。
その他の治療法
- 吸入ステロイド:喘息患者用の救急吸入器(例:ブデソニド)を医師の指示のもと使用すると、喉の腫れが軽減し咳が落ち着くことがあります。
- ステロイド注射:症状が重い場合は、医師がステロイドを注射して炎症を抑えることがあります。エピネフリン吸入や特殊ガス混合療法も一部で行われますが、一般的ではありません。
- 抗生物質は不要:クルーピー咳はウイルス性のため、抗生物質は効果がありません。
多くの場合、咳は1週間以内に収まり、その後数日間は風邪のような症状が続くことがあります。症状が改善しない、呼吸が苦しそう、または高熱が続く場合は、速やかに小児科医を受診してください。
