ADHDの子供たちにヨガを教える
米国疾病予防管理センター(CDC)の2003年のデータによると、4歳から17歳の子ども約440万人がADHDと診断されています。そのうち約半数が学習障害を併せ持ち、薬物治療を受けていますが、薬には躁状態や自殺傾向のリスクが指摘されています。ヨガは、こうした治療の補完・代替として注目されています。
ヨガの心身つながり
ADHDの子どもは、心の考えと体の感覚・反応のバランスが欠けがちです。オーストラリアとドイツの研究者は、ヨガが集中力を高め、心身のバランスを整える効果があることを示しました。
最新の研究
2004年に『Journal of Attention Disorders』に掲載されたポーリン・ジェンセンらの研究では、8〜13歳の男子が週1回、5か月間ヨガを実践した結果、過活動が減少したと報告されています。ただし、薬が不要になるという結論は出ていません。
前屈の効果
2006年のドイツの研究は、薬物治療中のADHD児が前屈を含むヨガを行うと、呼吸が深く長くなり、集中力が向上すると指摘しています。
呼吸法の指導
ヨガの最大のメリットは、ストレス時に深呼吸で対処できるようになることです。深い呼吸と身体制御を組み合わせることで、リラックスと自己抑制が高まり、自己肯定感が向上し、うつや不安の軽減、対人関係の改善につながります。
相談の重要性
認定ヨガインストラクターと小児科医に相談し、子どもに最適なヨガプログラムを作成しましょう。
