子どもの腹痛:原因・診断・家庭での対処法

原因

子どもの腹痛は、ガス溜まりや食べ過ぎ、ストレスなど軽度のものから、胃腸炎や食中毒、食物アレルギー、さらには虫垂炎や糖尿病といった重篤な疾患までさまざまです。石鹸や洗剤などの有毒物質やビタミン・薬の過剰摂取も原因になることがあります。

診断

慢性的・持続的な腹痛がある場合、小児科医は以下のような検査を行います。

  • 直腸診で出血の有無を確認
  • 便検査で血液、細菌、寄生虫を検出
  • 尿検査で培養や成分分析
  • 腹部超音波、X線、CTなどの画像診断
  • 必要に応じて小児消化器専門医の受診

自宅での対処

まずは安静を保ち、温湿布で腹部を温めると痛みが和らぐことがあります。脱水を防ぐために水分をこまめに摂らせ、飲めない場合は20分ごとに30〜60ml程度の液体を少量ずつ与えます。下痢を伴う場合は炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁、コーヒーは避け、ジンジャーエールや温かいスープ、経口補水液(例:Pedialyte)を提供しましょう。固形食が可能なときは、米、クラッカー、トースト、バナナ、リンゴソースなどの淡白な食事を与えます。

医療機関での治療

診断結果に応じて、小児科医または消化器専門医が以下のように対応します。

  • 十分な休養と水分補給、淡白食の指導
  • 重篤な合併症(例:虫垂炎、腸閉塞)が疑われる場合は入院・手術

注意点

激しい腹痛に下痢が伴う場合はウイルス性腸炎の可能性が高く、通常は72時間以上続くことがあります。嘔吐や腹痛が24時間以上続く、または発熱を伴う場合は速やかに小児科医を受診してください。発熱だけで必ずしも重篤な病気を示すわけではありませんが、経過観察が必要です。

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