なぜ10代の若者はニキビになるのか?
ホルモン変化
思春期になると、体内のアンドロゲンというホルモンが増加します。このホルモンは皮脂腺を刺激し、皮脂(皮膚を保湿する油分)の分泌を増やします。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となります。
皮膚常在菌
皮膚には多数の細菌が常在していますが、その中にアクネ菌(Propionibacterium acnes)があります。アクネ菌は皮脂を餌にし、代謝産物が皮膚を刺激して炎症を起こすことでニキビができやすくなります。
毛穴の詰まり
皮脂と古い角質が混ざり合うと、毛穴が閉じてしまいます。閉じた毛穴はアクネ菌が繁殖しやすい環境を作り、炎症や膿を伴うニキビへと進行します。
遺伝的要因
ニキビは遺伝的な傾向が強いことが分かっています。両親や兄弟姉妹にニキビの経験がある場合、同様にできやすくなるリスクが高まります。
その他の影響要因
- ストレス
- 食生活の乱れ(高糖質・高脂肪食品)
- 特定の薬剤(ステロイド、抗てんかん薬など)
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)やクッシング症候群などの内分泌疾患
- 湿度・大気汚染・紫外線などの環境要因
対策と治療の重要性
ニキビが精神的なストレスや自尊心の低下を招く場合は、早めに専門医の診察を受けることが大切です。皮膚科医と相談し、外用薬・内服薬・生活習慣の改善など、個々に合った治療法を選択すれば、効果的に症状をコントロールできます。
