更年期のほてり(ホットフラッシュ)に効く薬の選び方
更年期に伴うほてり(ホットフラッシュ)は、体が急に暖かく感じる不快な症状で、最も辛い症状のひとつです。冷たいシャワーや氷枕、冷水の摂取で一時的に和らげることはできますが、根本的な緩和には薬物療法が必要なことが多いです。
更年期ホルモン療法(MHT)
エストロゲンとプロゲステロンを組み合わせて更年期症状を緩和しますが、エストロゲンは一部の女性にとってリスクがあるため、可能な限り最低用量で使用します。ホルモン療法はがんや脳卒中などの健康リスクと関連することが報告されており、使用の可否は医師と相談してください。
経口避妊薬
ホルモンバランスを調整することでほてりが軽減されることがあります。メドロキシプロゲステロン酢酸エステル(商品名デポ・プロベラ)を使用した研究では、ほてりの頻度と強さが有意に減少したと報告されています。
抗うつ薬
FDAの承認はありませんが、低用量の抗うつ薬が処方されることがあります。これらはセロトニンの産生を増やし、気分を高めると同時に体温調節にも影響を与えると考えられています。ホルモン療法に比べて健康リスクが低いと感じる女性に選ばれています。
降圧薬
血圧を下げる薬は血管の反応を変えることで、脳からの「熱を放出せよ」という指令に対する血管の応答を緩和し、ほてりを抑えるとされています。効果は報告されていますが、FDAの承認は得られていません。
