エストロゲンとプロゲステロンの違いと役割
機能
プロゲステロンとエストロゲンはステロイドホルモンで、女性の二次性徴や月経周期の調節に重要な役割を果たします。
排卵
排卵は下垂体から分泌されるFSHが卵巣を刺激し、エストロゲンの産生が増加することで始まります。卵子が放出されると同時にプロゲステロンの濃度も上昇します。受精が起こらなければエストロゲンとプロゲステロンは急速に低下し、月経が始まります。受精が成功すると、両ホルモンのレベルは高い状態が維持されます。
避妊
経口避妊薬はエストロゲンとプロゲステロンを組み合わせて体内のホルモン濃度を妊娠に近い状態に保ちます。この「妊娠状態」を偽装することで卵子の放出が抑制され、妊娠が防がれます。
違い
エストロゲンとプロゲステロンは化学構造が異なるため、作用機序も異なります。エストロゲンはFSHと協働して卵子の放出を促進し、プロゲステロンは下垂体からのFSH分泌に対する負のフィードバックとして働き、FSHの分泌を抑制します。
がんリスク
ペンシルベニア大学の研究によれば、閉経後にエストロゲンとプロゲステロンを併用するとがんリスクが約2倍に上昇し、特に乳がんのリスクが高まります。
