閉経がLDLコレステロール上昇に与える影響とは
重要性
閉経後、心血管系を保護するエストロゲンの分泌が大幅に減少します。このホルモンの減少は、善玉コレステロール(HDL)を低下させ、悪玉コレステロール(LDL)を上昇させる原因となります。
特徴
LDLが高く、かつHDLが低い、あるいは他のリスク要因がある場合、心臓病、心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まります。目安として、LDLは100 mg/dL未満、HDLは50 mg/dL以上が望ましいとされています。
予防・対策
以下の生活習慣の改善でリスクを低減できます。
- 脂質とコレステロールが少ないバランスの取れた食事を心がける。
- 毎日30分程度の有酸素運動を行う。
- 体格指数(BMI)を18〜25の範囲に保つ。
メリット
閉経初期にホルモン補充療法(HRT)を行うことで心血管系に一定の保護効果が期待できるものの、血栓症や乳がんなどのリスクも伴います。
理論・仮説
エストロゲンが心血管系を保護する正確なメカニズムは完全には解明されていません。Cleveland Clinicによれば、エストロゲン自体ではなく、その化学的成分が作用している可能性があります。
