避妊薬で卵巣嚢胞を予防・治療する方法
卵巣嚢胞とは
卵巣嚢胞は、排卵時に卵巣内にできる液体で満たされた袋です。主に思春期から閉経までの女性に見られ、ほとんどは良性で自然に3か月程度で消失します。症状としては腹痛、吐き気、嘔吐、月経不順などがありますが、ほとんどは検診で偶然発見されます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
頻繁に卵巣嚢胞ができる場合は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されることがあります。PCOSは体内で男性ホルモン(アンドロゲン)が過剰に産生される疾患で、ホルモンバランスの乱れ、過剰な体毛、月経不順、卵巣に多数の嚢胞ができるといった症状がみられます。
避妊薬での予防・治療のポイント
経口避妊薬はエストロゲンとプロゲストロンの組み合わせで、排卵を抑制し女性ホルモンのバランスを整えるため、卵巣嚢胞の形成やPCOSの症状を軽減します。排卵が止まれば嚢胞もできにくくなります。
必要なもの
- 婦人科医の診察予約
- 経口避妊薬(21錠または28錠パック)
実施手順
- 婦人科で診察を受け、医師が避妊薬での治療が適切と判断したら処方箋をもらいます。
- 毎日同じ時間に1錠を服用します。21錠パックは1日1錠で21日間服用し、残りの1週間は服用しません。28錠パックは21錠の薬と7錠のプラセボが入っており、毎日服用し続けることで服用習慣が身につきます。
- 副作用が現れたらすぐに医師に報告し、必要に応じて別のタイプのピルに変更してもらいます。主な副作用は吐き気、腹痛、頭痛、月経出血の不規則、めまい、気分変動、体重増加などです。
