月経過多の治療法は?
月経時の出血量や痛みは人それぞれです。出血が多く、強い痙攣や過剰な出血が続く場合は、ホルモンバランスや子宮内膜の状態に問題があることがあります。ここでは、月経過多(メノラギア)に対する主な原因と治療法をご紹介します。
月経過多の原因
子宮筋腫や子宮内膜ポリープなど、子宮内膜の異常増殖が出血量増加を引き起こすことがあります。
ホルモンバランスの乱れにより、子宮内膜が過剰に厚くなることがあります。
卵管、子宮頸部、卵巣にできた腫瘍や嚢胞が出血と痛みを伴うことがあります。稀に悪性化し、がんになるリスクもあります。
市販薬での対処法
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)※イブプロフェンなどは、出血量を減らすと同時に月経痛の緩和にも有効です。
貧血が見られる場合は、医師の指示のもと鉄剤の服用が推奨されます。鉄分が不足しているだけでも、鉄剤で予防的に補うことが大切です。
経口避妊薬(ピル)
ホルモンバランスの調整により、子宮内膜の過剰増殖やポリープの形成を抑え、出血量を正常化します。医師の処方のもと使用します。
重症例の治療
ホルモン療法が効果を示さない場合、デポ・プロベラなどの注射薬でホルモン産生を抑制します。
慢性的な月経過多で生活の質が著しく低下した場合は、子宮全摘(子宮摘出術)や卵管除去手術が最終手段として検討されます。
診断方法
骨盤診察で子宮や卵巣の異常を確認し、必要に応じて超音波検査で筋腫や嚢胞の有無を調べます。
血液検査で貧血やホルモン値を評価し、子宮頸がん検診(パップスミア)も併せて実施することがあります。
