子宮筋腫(レイオミオーマ)とは?
子宮筋腫(レイオミオーマ)は、子宮壁内にできる良性の筋肉腫瘍です。50歳までの女性の最大80%が罹患し、特に40代・50代に多く見られます。
子宮筋腫とは
丸形または楕円形の腫瘤で、針先ほどの大きさからグレープフルーツ大まで様々です。稀にそれ以上に大きくなることもあります。
原因は?
- 単一の原因は特定されていませんが、遺伝的要因やホルモンバランスの乱れ(特にエストロゲンとプロゲステロン)が関与するとされています。Women’s Health.govによると、ホルモンが直接成長を刺激し、妊娠中に大きくなり、更年期後に縮小することが多いと報告されています。
主な症状
- 月経時の過多出血
- 不妊(まれ)
- 腹部膨満感や触知できる腫瘤
- 頻尿や尿意切迫感
- 性交時の痛み(性交痛)
- 慢性的な出血による貧血
- 症状が出ない無症状例も多数
診断方法
- 骨盤診察で子宮の大きさや形状の異常を確認
- 経膣超音波で腫瘍のサイズ・位置・数を詳細に評価
- 癌が疑われる場合は子宮内膜生検を実施
治療選択肢
- 小さく症状がない場合は経過観察(定期的な骨盤検査や超音波)
- ホルモン療法:経口避妊薬やホルモンIUDで出血を抑制
- 貧血対策として鉄剤、痛みにはNSAIDs(イブプロフェン、ナプロキセン)
- 更年期前の女性にはエストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えるホルモン補充療法
- 症状が強い、または大型の場合は子宮動脈塞栓術、筋腫除去術(筋腫摘出)や子宮全摘出術などの外科的処置
年齢・妊娠希望・症状の重さに応じて、婦人科医と相談し最適な治療法を選択してください。
