閉経期の膣のかゆみを改善する方法
起こること
閉経や閉経前期にエストロゲンとプロゲステロンが急激に減少すると、膣の潤いが失われます。健康な膣は常に湿っており、性的興奮時にさらに潤滑されますが、ホルモン低下により粘液の分泌が減り、乾燥やかゆみが生じます。
考慮すべき点
食事と飲料の選択が膣の乾燥に影響します。エストロゲンはコレステロールから合成されるため、適度な良質な脂質が必要です。一方、過剰なアルコールやカフェインは利尿作用で体内の水分を奪い、乾燥と痒みを悪化させます。
食事の選択肢
大豆イソフラボンや亜麻仁に含まれるフィトエストロゲンは、膣の潤いを保つのに役立ちます。毎日の食事に大豆製品や亜麻仁を取り入れると、乾燥やかゆみの予防につながります。
自然な潤滑剤
市販のパラベン・グリセリンフリーの潤滑剤(例:Sylk、Astroglide)や、ブドウ種子油・スイートアーモンドオイルを膣周辺に塗布すると、一時的に潤いを補い痒みを和らげます。
薬の影響
風邪薬、アレルギー薬、抗うつ薬、経口避妊薬などは粘膜を乾燥させることがあります。これらの薬を服用中の方は、医師に代替薬の相談をしましょう。
自分でできる対策
ストレスはアンドロゲンの分泌低下を招き、性欲や膣の潤いに悪影響を与えます。適度な運動、十分な睡眠、リラクゼーションを取り入れ、ストレス管理を心がけましょう。
リスクについて
経口エストロゲンは、WHI研究で脳卒中、侵襲性乳がん、深部静脈血栓、心筋梗塞、肺塞栓のリスク増加が報告されています。膣内に直接塗布する低用量のエストロゲン(エストリオールなど)は、全身への吸収が極めて少なく、リスクが低いとされています。医師と相談し、適切な製剤を選びましょう。
