閉経期における長期出血の対処法
考慮すべき点
出血が解剖学的な原因(子宮筋腫やポリープなど)によるものか、ホルモンの乱れによるものかをまず診断します。解剖学的な原因が疑われる場合は、子宮鏡検査で確認し、拡張掻爬術(D&C)よりも侵襲性の低い手法で評価します。
対策と治療
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ホルモン変動が原因と判断された場合は、ホルモン療法で出血をコントロールできます。ただし、乳がん・血栓・心疾患リスクが上昇する点は留意が必要です。
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重度の出血は更年期のサインとみなされます。医師は以下を推奨します:
- 毎日のマルチビタミン摂取
- 鉄剤3錠で貧血予防
- 子宮内膜生検(子宮がんスクリーニング)
- 必要に応じて超音波検査
過度の出血量について
月経は通常1〜8日で、平均は4〜5日です。8日以上続く場合は医師に相談してください。閉経前(ペリ更年期)では不規則な出血が頻繁に起こりますが、閉経後に出血が再開したら必ず受診が必要です。
大量出血は鉄欠乏性貧血を招き、倦怠感や息切れを引き起こします。また、衣類や寝具を汚すなど日常生活への支障も大きくなります。
医学用語:月経過多(メノラジア)
月経周期が21〜35日、出血期間が4〜5日、総出血量が30〜44ml(約2〜3スプーン)であれば正常とされます。81ml(約5.5スプーン)以上の出血は月経過多と診断されます。
月経過多の具体的症状
以下のような状態が月経過多に該当します:
- 1時間ごとにパッドやタンポンが1枚以上必要になる
- 同時に2枚のパッドやパッドとタンポンを使用する
- 夜間に頻繁にパッド交換が必要
- 月経が7日以上続く
- 貧血を示す倦怠感・息切れ
- 大きな血餅が排出される
- 生活に支障をきたすほどの出血量
ハーブ療法の可能性
一部のハーブは出血量の抑制に役立つとされていますが、使用には注意が必要です。
- スギタケ(horsetail)とシシトウ(shepherd's purse)は出血抑制に有効と報告されています。
- ダミアナは血流を増加させるため避けるべきです。
- ブラックコホシュは子宮収縮を促し、出血を増やす可能性があります。
- レッドラズベリーリーフの酊剤は重い月経を防ぐとされています。
ハーブ使用は必ず専門家(ハーバリスト)に相談してください。
医師への受診が必要なとき
月経が長期間続く、または出血が極端に多い場合は速やかに医師に相談しましょう。イブプロフェンは出血を軽減することがありますが、アスピリンは血液を薄めるため出血を悪化させます。自己判断での薬剤使用は避け、必ず医師の指示を仰いでください。
