パップスメア検査の手順とポイント
パップスメアは、子宮頸部(子宮の下部)を覆う扁平上皮細胞の異常を調べる検査です。直接ヒトパピローマウイルス(HPV)を検出するわけではありませんが、ウイルス感染の兆候や前がん状態、子宮頸がんの可能性を示すことがあります。検査自体は痛みを伴わないものの、多少の不快感を感じることがあります。
基本的な流れ
検査は診療所で行われ、通常は数分で終了します。医師の指示がない限り、年に1回の定期検査が推奨されます。検査時は腰から下を脱ぎ、診察台に仰向けになり、足をストラップに入れます。
器具(スペキュラム)の挿入
スペキュラムの挿入は最も不快感を伴う工程です。金属製またはプラスチック製の器具で、膣壁を広げて子宮頸部を視認できるようにします。挿入時に圧迫感や冷たさを感じることがあります。
サンプル採取
医師はブラシやスパチュラで子宮頸部の扁平上皮細胞を軽くこすり取り、スライドや専用液体に載せて検査室へ送ります。採取自体は痛みはありませんが、軽い違和感を覚えることがあります。
結果の通知
米国保健福祉省によると、結果が出るまでの平均期間は約3週間です。検査機関によっては、結果が出る時期を事前に確認できることもあります。結果が異常と判定される原因は、乾燥・炎症から前がん細胞、さらには子宮頸がんまで多岐にわたります。異常結果が出ても、必ずしもがんを意味するわけではありません。
フォローアップ
異常結果が出た場合、医師は追加検査を勧めます。再度のパップスメアやHPV検査、子宮頸管掻爬(キュレットによるサンプル採取)、コルポスコピー(拡大鏡で細胞を観察)などが行われます。コルポスコピーで異常部位が確認された場合は、生検が実施されることもあります。
