子宮頸部異形成に対する外科的治療法
子宮頸部異形成は、子宮頸部の表面にある細胞が異常に変化する状態です。これらの異常細胞は、さまざまな外科的手術で除去・治療することができます。本稿では、代表的な手術法を紹介します。
凍結手術(クリオサージェリー)
液体窒素を用いて患部を急速に凍結し、異常細胞を破壊します。クリオプローブと呼ばれる器具で-20℃以下に冷却し、凍結した組織は数週間で自然に排出されます。
円錐切除術(コーンバイオプシー/コールドナイフ円錐切除)
子宮頸管上部にできた異常組織を円錐形に切除します。正常組織の一部も含めて除去することで、残存する異常細胞を最小限に抑え、診断と治療の両方に用いられます。
ループ電気切除術(LEEP)
細い電流が流れるワイヤーリングで異常細胞を焼灼し、切除します。電流により細胞が不安定化・破壊され、切除された組織はループで除去されます。局所麻酔下で実施され、比較的短時間で終わります。
レーザー焼灼術
二酸化炭素レーザーを照射し、異常組織を高温で蒸発させます。手術後は数週間にわたり膣分泌物が見られますが、局所麻酔で行われる安全な方法です。
子宮全摘出術(子宮摘出)
子宮全体を摘出する手術で、重度または再発性の子宮頸部異形成に対して最後の手段として選択されます。入院が必要な大手術であり、他の治療が無効な場合に検討されます。
