閉経後のプロゲステロン使用法
米国メリーランド大学医学センターによると、米国では約5,000万人の女性が閉経を迎えています。閉経後、多くの女性が不快な症状やプロゲステロン不足に悩まされています。これらの症状を緩和する第一歩は、閉経後のプロゲステロン欠乏への適切な対処です。
重要性
通常28日周期の月経では、排卵後すぐにプロゲステロンが急増し、周期の終わりまで持続します。このプロゲステロンのサージはエストロゲンのバランスを取り、次の排卵を防ぎます。しかし、閉経後は排卵がなくなるため、プロゲステロンが減少し、エストロゲンが優位になるホルモンバランスの乱れが起こります。エストロゲンが支配的になると、全身の健康やウェルビーイングに影響を及ぼす可能性があります。
影響
閉経期には、ほてり、手足の冷え、膣の乾燥、不眠、気分の変動、腹部脂肪の増加など、多様な不快症状が報告されています。さらに、プロゲステロンが不足すると、乳房の腫れ、うつ症状、甲状腺機能低下、線維嚢胞性乳腺、むくみ、体重増加、性欲低下などの症状が加わることがあります(John Lee 医師『What Your Doctor May Not Tell You About Menopause』)。
プロゲステロン療法
Lee 医師は、エストロゲン優位とプロゲステロン欠乏の改善に、天然プロゲステロンクリームの使用を推奨しています。植物性脂肪や野生ヤムに含まれるジオゲニンから抽出されたプロゲステロンは、化学的に合成された従来のホルモン補充療法(HRT)に比べて安全性が高いとされています。
使用方法
天然プロゲステロンはクリーム状で提供されます。顔、手、胸、腹部、内側の腕、もしくは太ももの内側など、皮膚の吸収が良い部位に塗布します。吸収効率を高めるため、塗布部位はローテーションしてください。用量は、月の6日目から月末まで、1回あたり1/4ティースプーン(約1.25ml)を1日2回、均等に塗布します。
留意点
Lee 医師は、天然プロゲステロンは基本的に副作用がなく、過剰摂取のリスクは極めて低いと述べていますが、推奨用量を超えないよう注意が必要です。過剰使用はホルモンバランスを乱し、逆に症状を悪化させる可能性があります。
