自然な避妊法:症状熱法の標準的手順

概要

症状熱法(シムポ‑サーマル法)は、基礎体温と子宮頸部粘液の変化を観察し、排卵期を特定する自然避妊法です。正しく実践すれば高い成功率を誇り、妊娠したくない日を避ける、または妊娠を希望する日を把握することができます。

対象と方法

この方法は、月経周期の中で自分が最も受胎しやすい日を把握し、妊娠を望まない場合はその期間に性交渉を控えるというものです。基礎体温と子宮頸部粘液のパターンを毎日記録し、排卵日を予測します。

効果と留意点

『自然家族計画の技術』の著者ジョン・キップリーとシーレ・キップリーによると、正しく実践すれば年間100人の利用者につき妊娠は約2件に抑えられます。ただし、規定された手順を厳守し、排卵期は必ず避妊する必要があります。小さな子どもがいる家庭では、夜間に起きて体温を測ることが難しく、基礎体温の記録が乱れやすい点に注意が必要です。

基礎体温の測定

毎朝同じ時間に、起床直後の安静状態で体温を測ります。基礎体温計はドラッグストアで入手可能で、0.01℃単位の微細な変化を捉えることができます。排卵後にプロゲステロンが上昇し、体温は約0.4℃上がります。この上昇が見られる前日(ピーク日前日)が排卵日とされ、排卵日当日とその数日前が最も受胎しやすい期間です。

妊娠を防ぎたい場合は、体温が上昇する5〜7日前から上昇後約3日間は性交渉を控えます。

子宮頸部粘液の観察

卵胞から放出されるエストロゲンの増加に伴い、子宮頸部粘液の量と性状が変化します。受胎期の粘液は伸びが良く、透明で生卵白のような粘度になります。粘液の観察は、トイレットペーパーで拭くときの感触や外陰部の湿り気をチェックする外部観察と、指で膣内に挿入して粘液の性状を確認する内部観察の両方で行います。

粘液が粘着性で伸びがほとんどない場合は受胎しにくい状態です。一方、伸びが1/2インチ(約1.3cm)以上あり、滑らかで湿った感覚がある場合は受胎しやすいと判断します。

その他の受胎サイン

基礎体温と粘液に加えて、頸部の位置や硬さ、痛みなどでも排卵を確認できます。中指を膣内に入れ、頸部がやや開き、柔らかく弾力があるかどうかをチェックします。排卵が近づくと頸部はやや高くなり、触感がゴムのようになります。排卵後は再び低くなり、硬さが増します。

また、排卵痛(片側腹部の鋭い痛み)を感じる女性もいますが、すべての女性が感じるわけではなく、他の症状と混同しやすいため、単独での判断は避け、他の指標と併せて使用することが推奨されます。

女性の健康 - 関連記事