月経出血が長期間続く原因と対策

平均的な女性の月経周期は21〜45日で、出血期間は3〜5日です。卵子の成熟から排卵、出血までを司るホルモンバランスが乱れると、出血が多くなったり少なくなったり、期間が長くなったりします。以下に、長期出血を引き起こす代表的な疾患を紹介します。

子宮内膜症(エンドメトリオシス)

子宮内膜組織が子宮外(卵巣、腸、膀胱、骨盤膜など)に増殖する疾患です。組織は月経と同様に出血・脱落するため、激しい月経痛や月経前出血、周期不規則、排便時の痛みが現れ、過剰な出血で貧血を招くことがあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

米国の不妊情報機関によると、女性の5〜10%が罹患しています。卵巣に多数の小嚢胞ができ、卵子の成熟や排卵が阻害されます。エストロゲンなどのホルモンバランスが乱れ、月経不順や過多出血が最も一般的な症状です。

卵巣嚢胞

卵巣内に液体がたまった嚢胞です。機能性嚢胞(卵胞嚢胞や黄体嚢胞)が主です。卵胞が排卵せずに成長し続けると1〜3か月後に自然に消失しますが、出血や腹部痛を伴うことがあります。主な症状は月経痛、異常出血、体重増加、骨盤痛、腹部の圧迫感です。

子宮ポリープ

子宮内膜が過剰に増殖してできる良性の腫瘍です。主な症状は長時間続く月経出血、間月出血、過多月経、そして不妊です。閉経後でも軽い出血や点状出血が見られることがあります。

注意点と受診の目安

月経周期が21日未満または45日超、または出血量が普段と大きく異なる場合は、早めに医師の診察を受けましょう。早期発見・治療で長期的な合併症を防げます。特に大量出血は鉄欠乏性貧血のリスクがあるため、血液検査でヘモグロビン値を確認することをおすすめします。

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