月経周期の仕組みと各段階の理解

卵胞期 (Follicular phase)

月経の初日から始まるこの期間、下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)が卵巣の卵胞を成熟させ、エストロゲンが増加します。エストロゲンは子宮内膜を厚くし、受精卵が着床できる環境を整えます。この段階でPMS(月経前症候群)に似た気分の変動や頭痛が現れることがあります。

排卵 (Ovulation)

約2週間後、成熟した卵胞が破裂し、卵子が卵巣から卵管へ放出されます。排卵は通常、周期の14日目前後に起こりますが個人差があります。この時が最も受精しやすい期間で、排卵後は破裂した卵胞が黄体となり、プロゲステロンを分泌して他の卵子の放出を抑制します。

黄体期 (Luteal Phase)

排卵から次の月経までの期間を黄体期と呼びます。黄体はプロゲステロンを分泌し続け、子宮内膜をさらに厚くします。黄体期は通常12〜16日間続き、受精が起こらなければ黄体は退化し、内膜は崩壊して月経へと移ります。

月経 (Menstruation)

子宮内膜が崩壊すると、血液と組織が膣を通して排出されます。月経は3〜7日続き、平均で約70ml(約2.5オンス)の液体が失われます。色は鮮やかな赤から暗い茶色、時には黒っぽい色になることもあります。

ポイント

  • 平均的な月経周期は約28日ですが、個人差が大きく、短くても長くても必ずしも問題ではありません。
  • 周期を記録することで自分の体の正常なパターンを把握し、異常を早期に察知できます。
  • 過度なストレスや急激な体重変化、過度な運動は排卵を遅らせたり、無月経(アメノレア)を引き起こすことがあります。
  • 排卵が起きた後の黄体期は比較的一定で、遅れた月経が心配でも周期自体が大きく変わるわけではありません。

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