流産とは
流産(自然流産)は、妊娠20週未満で胎児が自然に失われることを指します。多くは受精直後に起こる化学的妊娠で、出血だけが確認され、本人が妊娠に気付かないことも少なくありません。流産の兆候としては、胎動の減少、出血、背部痛、粘液の分泌増加などがあります。これらの症状が現れたら、速やかに医師に相談してください。
ホルモンが原因の場合
妊娠10週未満での流産は、ホルモンバランスの乱れが関与することが多いです。特にプロゲステロン(黄体ホルモン)の不足は、胎児の生存に必要な子宮環境を維持できないことにつながります。ただし、低プロゲステロンは必ずしも流産を引き起こすわけではなく、妊娠が継続不可能であるサインであることが多いです。
甲状腺機能の異常も流産リスクを高めますが、血液検査で簡単に診断でき、適切な治療でリスクは低減できます。
染色体異常が原因の場合
早期流産の半数以上は胎児の染色体異常が原因です。染色体に欠損や余分があると、胎児は正常に発育できません。流産後に残った組織を検査すれば、染色体異常が原因かどうかを確認できます。
子宮・子宮頸部の問題
子宮の形状異常や子宮頸部の不全(弱い頸管)は、妊娠を維持しにくくします。子宮が十分に拡張できなかったり、頸管が早期に開いたりすると、早産や流産のリスクが高まります。これらの問題には、子宮形成矯正手術や頸管縫縮(シスループ)などの治療法があります。
生活習慣が原因の場合
喫煙、過度のカフェイン摂取、有害物質への曝露、栄養不足、薬物使用はすべて流産リスクを上げます。タバコは胎児の発育を阻害し、栄養不足は母体と胎児の両方に影響を与えます。これらの要因は低出生体重や先天性異常、最悪の場合は胎児死亡につながります。健康的な食事と適度な生活習慣の維持が予防に重要です。
