異常なパップスミアを引き起こす可能性のある膣内細菌とは

女性の医師からパップスミアの結果が「異常」と報告されたとき、多くの女性は不安や恐れを抱きます。パップスミアは子宮頸部の細胞を採取し、がんや前がん状態を検出する最も有効な検査の一つです。そのため、異常結果は必ずしもがんを意味しません。実際、膣内には20種以上の細菌が常在しており、これらのバランスが崩れるとパップスミアが異常と判定されることがあります。

酵母(カンジダ)

  • 酵母は膣内で最も一般的に見られる真菌の一つです。通常は健康に寄与しますが、抗生物質の長期使用やホルモンバランスの変化で増殖すると、かゆみや過剰分泌などの症状が現れます。NBC系列の健康情報サイト「Your Total Health」でも、酵母の過剰増殖がパップスミアの異常結果の主な原因の一つと指摘されています。

ガードネレラ(Gardnerella)

  • ガードネレラは細菌性膣炎(バクテリア性膣症、BV)の主要因菌です。外来診療でよく診断・治療されます。パップスミアが異常になるだけでなく、灰色がかった分泌物が見られ、特に膣洗浄やIUD(子宮内避妊器具)使用後に増えることがあります(出典:E‑Medicine/WebMD)。

コッコイド(Coccoid)菌

  • コッコイド菌は子宮頸部の炎症や腫脹を引き起こし、パップスミアの異常読影の原因となります。症状が軽微であれば抗生物質は処方されませんが、症状が強く不快感を伴う場合は、ブドウ球菌感染に用いられるような抗菌薬が検討されます(出典:Your Total Health)。

レプトトリクス(Leptothrix)

  • レプトトリクスは膣・子宮頸部に常在する菌の一つで、通常は無症状です。大量に増えると酵母様の分泌物が出ることがありますが、GYN‑OBの情報によれば病原性は低く、特別な治療は不要とされています。

ラクトバシラス(Lactobacilli)

  • ラクトバシラスは膣内の正常菌で、酸性環境を保ち有害菌の増殖を抑制します。バランスが崩れラクトバシラスが減少すると、ガードネレラや他の病原菌が増殖しやすくなり、結果としてパップスミアが異常と判定されることがあります。

以上のように、膣内細菌のバランスが崩れるとパップスミアの結果に影響を与えることがあります。異常結果が出た場合は、まず細菌性膣炎や酵母感染の有無を確認し、必要に応じて適切な治療を受けることが重要です。

女性の健康 - 関連記事