Advance Directive と POLST の違い
POLST(医師指示による生命維持治療)
POLST は「Physician Orders for Life‑Sustaining Treatment」の略で、重篤な患者が希望する生命維持治療の種類を明確に伝えるための医師の指示書です。患者の意思は鮮やかな色の用紙に記入され、医師や看護師の署名をもって医療記録に保存されます。署名があるため、医療従事者はこの指示に従う義務があります。
事前指示書(Advance Directive)
事前指示書は、別名「リビングウィル」とも呼ばれ、本人が将来意思決定ができなくなったときに備えて、医療代理人(ヘルスケア・リプレゼンタティブ)を指名したり、具体的な医療方針を記載したりする法的文書です。全国で認められていますが、医師の署名は必須ではないため、医療現場での拘束力は POLST より弱いです。
比較
事前指示書は患者の希望を記した文書ですが、医師の指示書ではないため、医療従事者が必ず従う義務はありません。一方、POLST は医師が署名した「医師指示書」であり、緊急時や入院時に即座に適用されます。両方を併用することで、患者の意思をより確実に実現できます。
