酸素飽和度の測定方法

概要

血液は酸素を運び、全身の細胞にエネルギーを供給します。酸素飽和度は最大で100%となり、救急や入院時に基礎疾患の有無を判断するために測定されます。酸素が不足した場合は酸素カニューレや気管挿管で補います。

指先に装着するパルスオキシメーターは手軽で迅速に酸素飽和度を測定でき、動脈血ガス分析は侵襲的ですがより正確な数値が得られます。

必要なもの

  • パルスオキシメーター
  • 動脈血ガス分析装置
  • 採血用針と採血管

手順

1. 動脈血ガス測定

  1. 手の背側(仰向けの場合)または手首の遠位側にある橈骨動脈を確認します。既に中心静脈ラインが装着されている場合は、そこからサンプルを採取しても構いません。

  2. 血流確保の安全確認としてアレンテストを実施し、橈骨動脈の循環が確保できていることを確認します。局所麻酔を行い、針を動脈に刺入して採血管に血液を採取し、採取部位は止血して適切に針を廃棄します。

  3. 採取した血液は血液ガス分析装置で測定します。市販の自動血液ガス分析装置は数分で結果を出します。米国国立医学図書館によると、酸素飽和度が94%以上であれば正常とみなされます。

2. パルスオキシメーター測定

  1. パルスオキシメーターは指先に装着し、脈拍と酸素濃度を同時に測定します。乳児の場合は足裏や耳たぶでも使用可能です。装置は光の吸収度合いで血中の酸素化ヘモグロビン量を算出します。

  2. 測定したい指(通常は人差し指)にセンサーを装着し、数秒待ってデジタル表示を確認します。

  3. 表示が94%以上であれば正常範囲です。ただし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの患者は基準値が低めになることがあります。

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