薬局での薬剤外観識別
薬剤師や毒物管理センターは、製剤の外観から薬名・製造メーカー・用量を判別できます。識別に用いる主な5つの観察項目をご紹介します。
形態(Form)
錠剤とカプセルを区別することが第一歩です。錠剤は薬剤を圧縮した固体で、カプセルはゼラチン製のシェルに粉末、顆粒、液体が入っています。
形状(Shape)
錠剤は円形が一般的ですが、三角形やカプセル型(キャプリット)やドーナツ形のように中心が空洞のものもあります。カプセルは主に弾丸形ですが、球形や枕形(ピロー型)もあります。
色(Color)
色はサイズや形が似ている錠剤を区別する重要な手がかりです。製薬会社は特定の色で製品を識別しやすくしています。
刻印・文字(Text/Imprint)
多くの錠剤・カプセルには、文字・数字・ロゴなどの刻印が施されており、これが薬剤特定の決め手となります。
スコア(Score)
スコアは錠剤の中央にある凹みで、分割用に設けられます。錠剤は複数のスコアがあることもありますが、カプセルにはスコアはなく、シームは識別対象外です。
以上の5項目を組み合わせて観察すれば、薬剤の正確な特定が可能です。
