パルスオキシメトリーのメリット

従来、患者の動脈血酸素濃度を測定する唯一の方法は動脈血採取で、時間がかかり危険性もありました。救急や集中治療などで今でも重要ですが、最も安全で迅速、かつ侵襲性の低い酸素飽和度測定法はパルスオキシメトリーです。

スピード

パルスオキシメトリーは数秒で動脈血酸素飽和度(SaO₂)を測定できます。動脈血ガス分析(ABG)は数分かかり、呼吸療法士が採血し、検査室へ運搬・測定・結果報告が必要です。ABGは酸素以外の情報も得られ緊急時に必須ですが、酸素欠乏によるリスクを防ぐためにオキシメトリーは同等に重要です。

正確さと使いやすさ

ABGほどの精度はありませんが、ほとんどの患者で十分な正確さを示し、特に秒単位が重要な緊急時に有用です。ただし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などで慢性的に低酸素状態にある患者に対しては、過度な酸素上昇が危険になるため注意が必要です。操作はほぼ不要で、ボタン一つで測定できます。指先にプローブを正しく装着すれば、誰でも簡単に使用可能です。かつてはカセットレコーダーサイズの大型機器でしたが、最新機種は軽量で頑丈、家庭用にも普及しています。

非侵襲的かつ信頼性

ABGは正確ですが、動脈から血液を採取するため血腫や動脈損傷などの合併症リスクがあります。一方、パルスオキシメトリーは指先の爪床を通して測定し、適切に使用し定期的に校正すれば信頼性が高いです。測定には末梢循環が重要で、多くの機器はLEDバーで血流強度を示すパーフュージョンゲージを備えています。手足の血流が弱い場合は、耳たぶや鼻梁に貼付できる特殊プローブで測定できます。

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