25歳の息子はいつまで家族の健康保険に加入できますか?
2010年に制定された「Affordable Care Act(オバマケア)」は、米国の医療制度を大きく改革しました。その中で、親の健康保険に子どもを扶養家族として登録できる年齢上限が19歳から26歳へと引き上げられました。これにより、大学卒業後や就業開始後でも、26歳になるまで保険の対象とすることが可能です。
オープンエンロールメント
大人の子どもを保険に加入させる手続きは、保険会社が定める「オープンエンロールメント」期間に行うのが一般的です。この期間中は、家族の対象者を自由に追加できます。結婚やステップチャイルドの追加など、資格変更事由(qualifying event)がある場合は、オープンエンロールメントを待たずに結婚後30日以内に加入手続きを行うことが認められています。
保険料と保障内容
healthcare.govによれば、保険会社は年齢を理由に大人の扶養家族を差別できません。大人の扶養家族の保険料は、未成年の扶養家族と同等に設定される必要があります。また、雇用主提供の団体保険に子どもを追加する場合、HIPAA(医療保険の携行性と説明責任に関する法)に基づき、他の加入者と同等の保障が提供されます。配偶者や子どもがいるかどうかは、保険加入の可否に影響しません。
例外事項
2014年1月にACAが本格的に施行されるまでの間、一部の保険会社は既存の保険契約に対して大人の扶養家族の加入を免除される「グランパ・クローズ」規定が適用されました。つまり、加入時点で既に雇用主の団体保険に加入している成人は、親の保険に自動的に移行できない場合があります。
延長オプション(COBRA)
子どもが26歳になると、雇用主の団体保険の扶養対象から外れますが、COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)を利用して個人保険として最大36か月間、同じ保険を継続することが可能です。ただし、保険料は扶養時より高くなることが多い点に注意が必要です。
