医療保険の種類と選び方
さまざまな価格帯で提供される医療保険は、多種多様です。診療費全額をカバーするプランから、入院時のみ費用を負担するプランまであります。自分に必要な保障額は、年齢や健康状態、生活スタイルによって異なります。若く健康な方は、主な大きな出費をカバーする基本プランで十分なことが多いですが、年齢が上がる、あるいは慢性的な疾患がある場合は、より手厚い保険を検討すると良いでしょう。
総合医療保険(メジャー・メディカル)
最も包括的で費用が高いプランです。診療費、処方薬、入院費、介護施設や在宅医療まで幅広くカバーします。通常、年額の自己負担額(デダクティブル)と、利用ごとのコペイメントが必要です。デダクティブルが高いほど月額保険料は低くなり、逆に低いデダクティブルを選べば保険料は高くなります。
短期総合医療保険(ショートターム)
6か月以内の短期間だけカバーする一時的なプランです。転職や雇用保険の変更時に、前職のCOBRA(団体保険継続制度)に加入しない場合などに利用されます。既往症は対象外で、デダクティブルは高めですが、保険料は通常の総合医療保険より低く設定されています。
入院保険
入院時の費用のみをカバーするシンプルなプランです。総合医療保険が高額で手が届かない、あるいは短期保険より長期間の最低限の保障が欲しい場合に適しています。最も安価な保険のひとつとされています。
インデムニティ保険(給付型保険)
入院や手術が必要になった際に、一定額を給付金として受け取れる保険です。入院・手術だけを対象にしたプランや、医療・外科サービスを組み合わせたプランがあります。給付金は実際の医療費を全額カバーするわけではありませんが、治療に伴う時間的・金銭的負担を軽減します。
特定疾病保険
がん・心臓病・脳卒中など、限定された疾患に対してのみ給付金が支払われる保険です。対象疾患と診断された時点で一定額が支払われ、治療費の補填や生活費の補助に利用できます。
補足保険(サプリメンタル保険)
メインの医療保険がカバーしない自己負担金(コペイやデダクティブル)を補うための保険です。大きな医療費を直接補償するものではなく、主に小額の費用をカバーします。そのため保険料は比較的安価ですが、単独での保障は不十分です。
自分の健康状態や経済状況に合わせて、必要な保障範囲と保険料のバランスを検討しましょう。
