既往症がある場合、どの健康保険に加入できるか?
2014年までに、既往症(過去にかかった病気や状態)を理由にした保険の差別はなくなります。米国の医療保険改革法(Affordable Care Act、通称ACA)により、保険会社は既往症があることを理由に加入を拒否したり、保険料を大幅に上げたりすることができなくなります。それまでの間は、個人保険で加入できるものの、手頃な価格やすぐにカバーできるプランを見つけるのは難しい場合があります。グループ保険や、政府が提供する「Pre‑Existing Condition Insurance Plan(PCIP)」が利用できることもあります。
個人健康保険
個人健康保険(プライベート保険)は、本人や家族向けに提供される保険です。加入手続きでは、過去・現在の健康状態に関する質問に回答する必要があります。回答内容や年齢などを基に、保険会社が月額保険料を算出します。既往症がある場合、保険会社は加入を拒否したり、見積もりを出さない、あるいは高額な保険料を提示することがあります。中には、既往症を除外したり、一定期間(待機期間)を設けてからカバーするプランもあります。
団体健康保険
団体健康保険は、雇用主や業界団体、労働組合などが提供する保険です。個人保険とは異なり、保険会社が個々の加入者に対して個別の審査(アンダーライティング)を行うことはほとんどありません。そのため、既往症があっても、団体保険に加入できる可能性が高く、保険料が極端に高くなったり、長い待機期間が設定されたりすることは少ないです。
既往症保険プラン(Pre‑Existing Condition Insurance Plan)
既往症保険プランは、2010年に制定されたACAの条項の一つです。州が運営するプランや連邦が直接管理するプランがあり、既往症が原因で個人保険に加入できない、または保険料が払えない人に対して保険を提供します。対象となるには、既往症があることに加えて、米国市民または合法的な永住者で、過去6か月以上保険に加入していないことが条件です。
まとめ
UnitedHealthcare、Aetna、地域のBlue Crossなどの大手保険会社は、既往症があっても個人保険を提供していますが、保険料が高くなったり、待機期間が設定されたりする可能性があります。まずは、利用可能な団体保険に加入できるか検討してください。団体保険なら、既往症を理由に加入が拒否されることはほとんどありません。個人保険・団体保険のいずれも見つからない場合は、政府が提供するPCIPを利用して保険に加入することができます。
