鉄道メディケア(Railroad Medicare)とは?
鉄道退職者が受給するメディケア制度は「鉄道メディケア(Railroad Medicare)」と呼ばれます。鉄道で最低10年間勤務した者は、鉄道退職法および鉄道失業保険法に基づき、この制度の対象となります。鉄道退職委員会(Railroad Retirement Board)は、メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)と連携し、一般のメディケア受給者と同等の給付を提供します。
対象となる給付内容
鉄道メディケアは、一般の政府提供メディケアと同様のカバー範囲です。
- パートA(入院):入院費用をカバー。
- パートB(医師・検査):診療や検査費用をカバー。月額保険料は、退職者の勤務歴に応じて連邦政府が負担する場合があります。
- パートD(処方薬):処方薬の費用をカバー。
受給資格
- 鉄道従業員で、65歳以上の方。
- 鉄道退職給付の対象者は、パートAの費用は無料。
- 永久障害がある場合は、65歳未満でも受給可能。
- 鉄道で10年以上勤務した者は、事前に登録できる。
費用
受給者はサービス利用時に月額保険料、自己負担額(デダクティブ)およびコペイを支払います。例として、2010年の費用は以下の通りです。
- パートA デダクティブ:$1,100
- パートB デダクティブ:$155、月額保険料:$110.50
- パートD デダクティブ:$310、月額保険料:$32
費用が高額な場合は、低所得者向けの州メディケアプランへの加入を検討してください。
メディギャップ(Medigap)
一般のメディケアと同様に、鉄道メディケアにもカバーしきれない「ギャップ」があります。民間保険会社が提供するメディギャップ保険に加入すると、自己負担額やコペイを補填できます。鉄道退職委員会は自動的にメディギャップに加入させませんが、鉄道メディケアに登録された受給者は、6か月間のオープンエンロールメント期間が設定され、この期間中は健康状態に基づく拒否や追加保険料の増額は行われません。
